不妊治療
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不妊鍼灸の効果と妊娠率について
当院では、2022年7月7日から2024年8月30日までに不妊鍼灸を受けられた方の妊娠率は60.6%です。
日本産婦人科学会の調査によると、体外受精の妊娠率は2018年時点で31.9%とされていますが、鍼灸を併用することで妊娠率が大幅に向上することが期待できます。
当院の不妊鍼灸で期待できる効果
- 子宮の血行を良くし、受精卵が着床しやすい環境を整えます。
- 身体の冷えを抑えることで、妊娠しやすい体質への改善を促します。
- ホルモンバランスを整え、ホルモンの分泌と循環を促進します。
- 卵巣の働きを改善し、質の高い卵子の生成を助けます。
- 産婦人科で処方されるホルモン剤や排卵誘発剤の副作用や機能低下を緩和します。
- ストレスを軽減し、子宮の働きを向上させ、妊娠を促進します。
不妊カウンセラーが在籍する鍼灸院 - 美鍼堂
美鍼堂では、不妊に悩む方々を支えるために、「不妊カウンセラー」が在籍しています。
不妊カウンセラーは、NPO法人日本不妊カウンセリング学会が認定する資格を持ち、不妊に関する専門的な知識と技術を提供し、今後の対応を考えるための心理的サポートや情報提供を行います。 さらに、美鍼堂では、不妊カウンセラーの西洋医学の知識と、本場中国の鍼灸治療による東洋医学の知識を融合させることで、より高い治療効果が期待できる環境を提供しています。
鍼灸と体外受精の併用効果
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妊娠率が1.61倍に向上
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鍼灸を体外受精に併用することで、妊娠率が1.61倍に向上するというデータが報告されています。
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鍼灸施術が妊娠率に大きく貢献できる可能性が、医療機関による臨床データから確認されています。
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人工授精や顕微授精の成功率向上
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鍼灸の併用により、人工授精や顕微授精の成功率が大幅に高まり、その結果として妊娠率の向上が注目されています。
不妊鍼灸治療の症例報告
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Q. 美容鍼とはどのようなものですか?A. 美容鍼とは、東洋医学の伝統療法「鍼灸」を基にした美容法です。 鍼で身体の自己治癒力を引き出し、ホルモンバランスや自律神経を整え、内面から肌質を改善します。
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Q. 美容鍼灸で使う鍼は痛くないですか?A. 当サロンの鍼は、髪の毛と同じ程度の太さのものを使用しています。 また痛みを感じにくい手技を用いるため痛みを感じることはほとんどありません。
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Q. 不妊鍼灸はどんな効果がありますか?A. 不妊鍼灸は、ホルモンバランスを整え、血流を改善することで、卵子の質を高め、子宮内膜を分厚くします。また、ストレス軽減や自律神経の調整により、妊娠しやすい体を作り、自然妊娠をサポートします。
中医学による女性不妊の要因
1. 腎の機能低下
役割: 腎は生命の根元を司り、精子や卵子の生成に関わる。
原因: 先天的な不足、過労。
影響: 精子の質低下、無排卵や排卵障害。
2. 肝の機能低下
役割: 肝は精神の安定と気血の流れに関わる。
原因: 長期間のストレス、過剰な心配。
影響: 排卵障害、着床障害、精子の活力低下、性生活の不調。
3. 脾胃の機能低下
役割: 脾胃は栄養を作り出し、月経血や精子卵子の原料を提供する。
原因: 不規則な食生活、甘いものの過剰摂取、間食や夜食。
影響: 月経量の減少、不正出血、閉経、生理不順、肥満、精子卵子の質低下。
人工授精・体外授精と鍼灸治療の連携
1. 鍼灸治療のタイミング
治療前後の鍼灸: 人工授精・体外授精の前後に鍼灸治療を行うことで、着床率が向上する報告があります。
おすすめの施術タイミング: 移植日の1~3日前、移植日当日、移植日翌日。
2. 好転反応とツボの選定
好転反応: 敏感な方には倦怠感などの好転反応が出る場合がありますが、鍼灸治療を繰り返すことで適したツボが見つかり、反応が少なくなります。
長期的な治療: 移植の3ヶ月前から鍼灸治療を始め、体調を整えることが推奨されます。
生理周期に合わせた鍼灸治療
1. 生理期
目的: 気血の巡りを良くし、解毒を促進。
効果: 卵巣の血行を改善し、卵胞の成長を促進。
2. 卵胞期
目的: 卵胞の育成と排卵力の強化。
治療法: 陰部刺激法という鍼灸治療法で排卵力をアップ。
3. 高温期前期
(採卵後・移植前)
目的: 受精卵の着床を助けるために、骨盤内の血流を改善。
美鍼堂独自の治療法: 『トウ氏奇穴法』で着床率をアップ。
4. 高温期後期
(移植後)
目的: 内膜の厚みを促進し、不安やストレスを解消、精神の安定を図る。
アメリカの生殖医学学会誌「Fertility & Sterility」からの報告
1. 2006年 デンマークからの発表
研究内容: 273例の体外受精・顕微授精の胚移植日に鍼灸施術を行う効果を調査。
結果:
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鍼治療なしのグループ: 妊娠率 22%
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鍼治療を行ったグループ: 妊娠率 36%
結論:
鍼灸施術を行ったグループの方が、有意に高い妊娠率を示した。
2. 2006年 オーストラリアからの報告
研究内容: 228例の体外受精において、排卵誘発剤注射時、採卵前、採卵直後に鍼施術を3回行う効果を調査。
結果:
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鍼治療なしのグループ: 妊娠率 23%
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鍼治療を行ったグループ: 妊娠率 31%
結論: 有意差はなかったものの、鍼灸施術を行ったグループの方が高い妊娠率を示した。