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排卵出血って大丈夫?原因と体質別ケア方法

  • 執筆者の写真: Harish Umeda
    Harish Umeda
  • 9月19日
  • 読了時間: 4分
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こんにちは! 美鍼堂です✨


月経以外の時期に出血があると、不安になりますよね。

実は、月経周期の中間あたりに起こる少量の出血は「排卵期出血(中間期出血)」と呼ばれ、多くの女性にみられる現象です。


この記事では、排卵期出血の特徴や原因、中医学(東洋医学)の観点から見た体質タイプ別の特徴とケア方法を紹介します。



💠排卵期出血とは?


排卵期出血は、次の月経が来る中間の時期に起こる少量の出血のこと。

月経周期が28日の場合、前回の月経から約2週間後に起こります。

通常は2〜3日以内で止まり、量も少ないのが特徴です。


基礎体温をつけている方は、低温期から高温期に移行する時期に出血が見られます。



💠排卵期出血の原因


・排卵の際に卵巣から卵子が飛び出るときに出血が起こる

・ホルモン(エストロゲン・黄体ホルモン)の急激な変化で子宮内膜が一部はがれる


いずれも生理的な変化で、出血が少量で短期間なら心配はいりません。

ただし、毎回出血が多い、長引く、強い痛みがある、妊娠希望があるのに排卵が遅れている…という場合は、体質改善や医療機関の受診をおすすめします。



💠東洋医学から見た排卵期出血


中医学では、月経周期を「陰陽」のバランスでとらえます。

排卵期は「陰」から「陽」へ転じる時期。

腎(泌尿器・生殖・ホルモンをつかさどる)の働きと深い関係があります。


以下は体質タイプ別の特徴です。ご自身の体調と照らし合わせてチェックしてみましょう。


【腎陰虚タイプ】


・出血量:少〜やや多い、赤色、塊なし

・症状:めまい、腰のだるさ、熟睡できない、便秘、尿が濃い、舌が赤い


ケアのポイント

体を潤す食材(黒ごま、くるみ、山芋、白きくらげ)を取り入れる。

早寝早起き、無理のない生活リズムを意識。


【陰虚火旺タイプ】


・出血量:少〜やや多い、赤色、小さな塊あり

・症状:イライラ、暑苦しい、夜に寝汗、不眠、便秘、舌が赤く苔が黄色い


ケアのポイント

体の熱を冷ます食材(れんこん、セロリ、梨)や、リラックス時間を大切に。

夜更かしは控えめに。



【陰陽両虚タイプ】


・出血:薄い赤、少量、塊なし

・症状:腰のだるさ、疲れやすい、頻尿、軟便、舌が淡紅色


ケアのポイント

消化の良い温かい食事(おかゆ、スープ)で胃腸を整え、ゆっくり休む。

軽いストレッチで血流を促す。


【気鬱化火タイプ】


・出血量:やや多い、赤色、小さな塊あり

・症状:イライラ、胸苦しさ、頭痛、口の渇き、便秘、舌が赤い


ケアのポイント

深呼吸や散歩でストレス解消。

香りの良いハーブティー(ジャスミン、カモミール)もおすすめ。



【湿熱タイプ】


・出血:やや多い、粘度がある

・症状:身体が重い、イライラ、黄色っぽいおりもの、臭いあり、食欲不振


ケアのポイント

油っぽいもの・甘いもの・お酒を控えめに。

大豆、はと麦、緑豆など体の湿気をとる食材を取り入れる。



【血瘀タイプ】


・出血量:多かったり少なかったり不安定、紫黒色、塊あり

・症状:刺すような痛み、胸の圧迫感、口が渇くがあまり飲みたくない


ケアのポイント

血流を促す食材(黒豆、紅花茶、シナモン)を取り入れる。

軽い運動やマッサージで巡りを良く。



【脾虚タイプ】


脾は「血を管理する臓」。弱ると出血が止まりにくくなります。

冷たいものや甘いものを控え、胃腸にやさしい食事を心がけましょう。



💠まとめ


排卵期出血は多くの場合、自然な生理現象です。

ただし、出血量が多い、長引く、強い痛みを伴う場合は医師への相談をおすすめします。

中医学の視点では、体質に合わせて生活習慣や食事を見直すことで、排卵期出血や月経全体のバランスが整いやすくなります。




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